MinGWでbulletをビルドする手順

mingwを使ってbulletをビルドする方法について。
まず、cmakeを普通にインストールする。
次に、cmakeのインストールされたディレクトリ(Windows7(64bit)だとC:\Program Files (x86)\CMake 2.8\bin)に環境変数を設定してcmakeを起動するためのバッチを作成する。

set PATH=C:\cc\i686-pc-mingw32\gcc-4.5.2-tdm-sjlj\bin;C:\cc\i686-pc-mingw32\bin;%PATH%
set LIBRARY_PATH=/cc/i686-pc-mingw32/lib;/cc/i686-pc-mingw32/local/lib
set C_INCLUDE_PATH=/cc/i686-pc-mingw32/include;/cc/i686-pc-mingw32/local/include
set CPLUS_INCLUDE_PATH=%C_INCLUDE_PATH%
cmake-gui.exe

mingwgccにパスを通して、includeとlibにパスを通す。
LIBRARY_PATHとC_INCLUDE_PATHおよびCPLUS_INCLUDE_PATHは標準の位置(たぶん、gcc.exeから見て../includeと../lib以外)を参照させる場合に必要だった。
このバッチで起動したcmakeで"MinGW Makefile"を選択してMakefileをジェネレートする(glutとか依存ライブラリの用意ができなかったので設定のチェックボックスは全部はずした)。
最後に、mingw-make.exeを実行する。以上でbullet2.78のビルドを確認できた。使用するmakeファイルはmsysとリンクされていないmakeが必要なことに注意。あと出力されるライブラリはスタティックなのでリンクするときは

"BulletDynamics", "BulletCollision", "LinearMath"

の順で(左のものが右のものを参照できるように)指定する。